卒業研究の1コマ(1)

蛍光顕微鏡による神経細胞の蛍光免疫染色

当研究室では、細胞や分子を「見る」研究を行なっています。

蛍光を利用すると、細胞の中にどんな分子がどれだけあるのか、また分子がどのようなふるまいをしているのかを顕微鏡で調べることができます。写真に写っているのが蛍光顕微鏡です。人間の目には見えない微弱な蛍光も、高感度の受像機(sCMOSカメラやEM-CCDカメラ)を使って検出できるのです。

使っている細胞は、ラット海馬から調製した初代培養神経細胞です。ガラスの上でも、樹状突起や軸索、シナプスといった神経細胞に特有の構造をつくることができるので、神経細胞の基本的な性質を調べるのに用いられています。

免疫蛍光染色法の方法は、こちらの動画で紹介しています。